「スーパーで買い出し」と「業者から仕入れ」どちらが安い?
野菜の仕入れ先は、「スーパーで買い出し」と「業者から仕入れ」を比べた場合どちらが安いのだろう?と考えたことが一度はあるかと思います。
では、ランチ営業をしている飲食店さんを例にあげて比較してみたいと思います。
〇スーパーで買い出し
地元で安くて有名なスーパーへ買い出し。朝10時の開店にあわせ、片道、車で約10分の距離。
この日は特売でキャベツが1個100円!。その他の野菜も選び、カゴにいれ、10分程経過。そしてレジへ向う。そこには3人位のお客さんレジ待ちで並んでおりました。
特売日で混んでいたので、レジで少し時間がかかりそう。
支払も終わり、カゴの品物を袋に詰め、車に戻り、また10分かけて厨房に戻ります。急いでランチに向け仕込みの残り作業をおこないます。
〇業者からの仕入
前日に注文FAXを業者に送っておきました。朝10時前に厨房まで配達に来てくれました。
今日のキャベツは1個200円。スーパーのチラシに比べると高い価格。他の野菜はだいたいスーパーと同じ位かな。
配達された野菜の検品に5分程度かかり、伝票を受取り、ランチに向け仕込みを続けます。
少し極端な例えですが、同じ野菜を仕入れしてたとします。
この日のキャベツは、価格ではスーパーの方が安くなりました。他の野菜は大体同じ価格。仕入れ金額ではスーパーで買い出しの方が安くつきます。
しかしながら金額には表れない部分があります。
スーパーへの買い出しには、車での往復時間、野菜を選ぶ時間で大体合計30分程かかっております。ランチの仕込み時間を30分割いたことになります。
代わりにパートさん、アルバイトさんに買いに行ってもらったとしても、時給900円ならば、買い出しの人件費として30分間の450円がしょうじます。
また、会計はスーパーではその都度精算なので、レシートを管理する経理作業も発生します。
業者からの仕入れでは、日々納品書の伝票で管理し、一般的には後日まとめて請求書が届き、支払いをおこないます。
同じ「支払い」ではありますが、経理にかかる時間に差がでます。
こういったことを踏まえると、一概に「スーパーの方が安い」というのは判断が難しいのではないでしょうか。
確かにスーパーでの特売品、目玉品などは、野菜相場よりも安く販売されている商品もあります。しかし、専門業者でも、別な商品で格安なものや、量が多くとれる食材を用意できたりもします。
ある程度の食材の仕入があるのでしたら、専門の仕入れ業者を活用するのも、コスト面、時間の面でも役立つのではないでしょうか。
野菜の配達でしたら、弊社にお問い合わせしてみて下さい。